ローラースケートしようよ!
今日からはじめるローラースケート入門


















お父さんお母さんといっしょによんでね
作・戸取 大樹
2003年4月16日

★ローラースケートって何?★
ローラースケートには2しゅるいあります。1つはタイヤ(ウィールと言います)が2つずつ前と後ろに並んでいる「ローラースケート」。もう1つはタイヤがたて1列にまっすぐ並んでいる「インラインスケート(またはローラーブレード)」。たぶんみんながはいているのもこの「インラインスケート」でしょう。

      

      ローラースケート           インラインスケート
★準備★
楽しくローラースケートをするために、ケガをしないように安全具をつけましょう。
できたらズボンのおしりのところにタオルを入れておくと転んでも痛くないです。
スケートをはく前に体操をしっかりしておきましょう。


★クツのはき方★
足もとの平らな安全な所ではきましょう。「ひも」を結ぶタイプの人は一度ぜんぶゆるめて下からしっかりきつく結びます。「バックル」タイプの人も痛くないていどできつめにしめましょう。

★立ち上がり方★
クツをはいたら立ち上がりましょう。しっかりと両足を地面につけて、ゆっくりたちあがります。


<ステップ1 進み方>
★どうしたら前に進むの?★

ローラースケートにはタイヤがついています。だから、いつもみんながかけっこをする時みたいに走っても、タイヤがくるくると回るだけで地面をけれません。そこでローラースケートで走るにはちょっとしたコツがいるのです。


            ↑ふつうに走るのとはちがいます。 
★まずは歩いてみよう★
歩くと言ってもいつものように足をまっすぐ前にむけて歩くのではなく、少しつま先をひらいてガニマタで歩いてみよう。↓こんな足あとをかくカンジ

★すべってみよう★
歩くことができたら、今度は一歩ずつを長くします。「イチ、二、イチ、二、、、」で歩いていたら今度は「イーチ、二ー、イーチ、二ー、、、」にしてみます。↓こんなふうに片足が地面についてる時間が長くなります。

それができるようになったら、今度は「イーーーチ、ニ−ーーー、イーーーチ、ニ−ーーー、、、」とどんどん長〜くしていきましょう。↓そうすると最初は10歩で進んでいたきょりを5歩で進めます。

この練習はローラースケートのきほんです。何十秒も片足ですべることができるようになれればとても上手く走ることができるようになります。
★とまり方★
とまることができるようになると思いっきり走れるようになります。とまり方にはいくつかの方法があります。
1)「ハ」の字ストップ
足をカタカナの「ハ」のようにつま先を内側に向けて、かかとでふんばってとまります。ゆっくりの時にこれを使います。

2)「T」の字ストップ
片足はまっすぐ、もう一方の足をその後ろに横向きに置いて英語の「T」の字の形にします。そして、後ろの足を地面にこすりつけて止まります。少しスピードが速い時にこれを使います。

3)サイドストップ
両足をそろえて「?」を書くように回ってキュッと止まります。急に止まりたい時に使います。

 

★曲がり方★
止まることができるようになったら今度は曲がり方を覚えましょう。
1)曲がり方のきほん
曲がる時は「内側の足が前、外側の足が後ろ」になります。


2)いきおいをつけてまがってみよう
まずはこがないでそのまままがってみましょう。左に曲がる時は左手を前、右手を後ろにもってきてみましょう。
3)クロスを入れてみよう
曲がる時にもこぎ続ければ速くなれます。それをクロスと言います。クロスとは「×」印のように右足と左足が交差することです。


★ひょうたんをかきながら進む★
ローラースケートではいろんな進み方があります。その一つ、ひょうたんの形を書きながら進む方法です。始めはつま先を開いて、足を開いていきます。じゅうぶんに開いたら今度は閉じていきます。閉じたらまた開くをくり返して進んでいきます。


★後ろむきに進む★
後ろむきに進むことができるのもローラースケートの楽しさです。さきほどのひょうたんをつかって後ろむきに進んでみます。始めにつま先を閉じてかかとをおしだしながら足を開いていきます。開いたら今度はかかとどうしをくっつけるように閉じていきます。開いて閉じる開いて閉じるのくりかえしです。


保護者のみなさまへ

★ローラースケート競技について★
かつてのローラーゲームブーム、ヒカルゲンジでのローラースケートブーム、日本においては幾度となくブームが発生しました。保護者の方の中にも一度や二度は憧れ、実際に履いてみたことがある方がいらっしゃるかもしれません。現在もXーGAMEなどでブームとなっていて、休日には公園でローラースケートを履いて遊ぶ子どもたちが沢山見られます。しかしながら、プロのある欧米と比べ日本ではスポーツとしてはまだまだマイナーで、ローラースケートをスポーツとして行う競技者は決して多いとは言えません。
ローラースケートはヨーロッパで誕生したスポーツで、10数年前に誕生したインラインスケートの登場によって新たな愛好者を増やしています。日本に入ってきたのは戦後のことですが、まもなく競技大会が開かれ全日本選手権は今年50回を数えます。
世界連盟の規定するローラースポーツ(ローラースケートの競技を総称してこう言います)にはアイススケートと同じように「スピード」「ホッケー」「フィギュア」の三つがあります。それらに加えてX-GAMEのような「アグレッシブ」といわれるような分野があります。その他にも人によって様々な楽しみ方がありますし、競技の形態も様々です。ローラースケートの魅力は特定の競技だけに収まらない自由さにあるのかもしれません。

★ローラースケートとインラインスケート★
この両者の関係は少し複雑なところがあるのでここで説明しておきます。
もともと伝統的な「スピード」「ホッケー」「フィギュア」はタイヤ(ウィールと言います)が前後に平行に並んだローラースケートを用いて行われてきました。そこへ新しく登場したインラインスケートによりローラースケートの世界は一変します。(なお、初期に「ROLLER BLADE社」がインラインスケートを販売して「ローラーブレード」という商品名が一般化したため「ローラーブレード」とも言います。)
直線的でよりスピードがでるインラインスケートはスピードスケートの分野で取り入れられ、現在スピードスケートの選手でローラースケートを履く人はほとんどいなくなってしまいました。
一方、ホッケーの分野では全くの別競技として扱われることになりました。既にヨーロッパではローラーホッケーのプロリーグがあったのも一因でしょう。アイスホッケーに近いインラインホッケーはアイスの陸上版として、ルールも同じような形で行われることになりました。ローラーホッケーは従来通り変わることなく続いています。
フィギュアの世界でも同様に分けられているようです。
そして「アグレッシブ系」という分野が誕生したのもインラインスケートによります。いわゆるストリートカルチャーの一つとしてX-GAMEに取り入れられブームに火がきました。
このように複雑に別れていったため、新たな統括団体もいくつか結成されました。現在のところローラースケート全体を統括するのはFIRS(国際ローラースポーツ連盟)であり、国内からの窓口としてはJRSF(日本ローラースケート連盟)となっています。しかしこれらの連盟が統括しているのは「スピード」「ホッケー」「フィギュア」の分野のみで、アグレッシブ系は特に関与していないようです。

★ローラースケートを囲む情勢★
欧米では既にプロ化が進んでいます。ローラーホッケーは主にスペイン・ポルトガルを中心とするヨーロッパにおいて長い歴史をもち、サッカーなどに並ぶ国民的スポーツとしてプロリーグが設けられています。スピードでは世界選手権のツアーが組まれ、各国の代表・プロチームの選手達が世界を転戦しながらしのぎを削っています。そしてインラインスケートで行うインラインホッケーはアメリカを中心として盛んになっています。もちろん日本からもそれぞれの競技に代表を派遣しており、代表選手達は華々しい足跡を残してきました。
ローラースポーツは現在のところオリンピック種目にはなっていませんが、先のバルセロナ五輪で公開種目として採用され、日本も代表を派遣しました。IOC前会長のサマランチ氏がローラーホッケーのゴールキーパーだったことも知られており、新種目として採用される競技に一番近いスポーツと言われています。みなさんのお子さん方が大きくなる頃もしかしたらオリンピック代表として選ばれるようになるかもしれません。
国内でローラースケートをする場合、児童館やクラブチームなどに入るのが安全でしょう。都内・関東にはそれぞれの競技をやる団体が数多くあります。インターネットなどで検索してみてください。ローラースケート専門の検索サイトもあります。
http://www.funskates.com/

★ローラースポーツの用具と競技★
ここで紹介するのは本格的なものですので、小さなうちからそろえる必要はないかもしれません。しかし、あまり良くないものだとローラースケート本来の楽しさを実感できません。高くなくてもある程度のものであれば何年も使えますので、購入の際は少し奮発してみた方がいいかもしれません。ボーダーとしては大人用で1万数千円くらいからでしょうか。私個人の意見としては、ウィール80mm、ひもでしめる靴、プラスチック樹脂よりも布製の靴の方が良いと思います。
1)スピードスケート
リンクとロードがあり、300mから20,000m、ロードでは100kmのレースまであります。タイムレースや周回ポイントを稼いだ得点で順位の決まるポイントレース、規定周回毎に最後尾の選手が除外されていくエルミネーションレースなどいろいろあります。
ローラースケートもありますがインラインスケートが主流です。直進性を高めるために縦に長く、大きくなっています。ブレーキがないのも特徴です。より軽くより速くなるよう毎年各社が新しい技術・素材を発売します。価格帯は大人用で3〜10万円。大会に出る場合はこの他にヘルメットが必要。


2)ローラーホッケー
競技は激しいボディチェックが禁止されているため、防具もアイスホッケーなどに比べて少なくなっています(グローブ・膝あて・すねあてのみ)。硬質ゴムでできたパックという球状のボールを使い、キーパー含む5人対5人で戦います。巧みなドリブルや正確なパスワークが要求されるテクニカルな競技です。競技場の大きさなども含めフットサルに似ている部分があります。
インラインに比べ圧倒的に小回りが効き、よりテクニカルな動きに対応できます。価格帯は大人用で2〜6万円。大会に出る場合はこの他にスティック・防具が必要になります。


3)インラインホッケー用
アイスホッケーの陸上版で、タイヤがついている以外はアイスホッケーと同じようです。スピーディーで直線的な動きが特徴で、パックが軽いためスピードはかなり速くなります。
アイススケートのメーカーが販売しているものがメジャーで、感触も似ているようです。ウィール4つが全体で緩やかな弧を描いているのが特徴で、一般に売られている「フィットネス用」のものに比べ小回りが効きます。大会に出る場合はこの他にスティック・ヘルメット・防具が必要になります。ローラーホッケーのものとは異なります。


4)フィギュア
アイスフィギュアを同様に技術点、芸術点を競います。3回転半ジャンプなど華麗な技が披露されます。日本ではマイナーですが、欧米ではメジャーになっています。
ウィールが硬く、氷上に近い感覚を実現しています。ハイカットなのが特徴で、回転やジャンプといったさまざまな技ができます。

5)アグレッシブ
関西の安床兄弟が有名です。ハーフパイプ状の会場で空中技を披露するバートと、会場内に設置された坂やパイプなどを使って走りながら技を披露するストリート系とがあります。もともとは街中の手すりや花壇のようなところ使っていたものが競技となりました。
パイプの上を滑ったりするため2個目と3個目のウィールの間が開いていて、補強板が付いているものもあります。速さよりも細かい動きに対応するためにウィールはかなり小さいです。大会に出る場合にはこの他にヘルメットが必要。



★おまけ★
筆者が個人的にローラーホッケーとスピードの技術について簡単にまとめたものがあります。この冊子を十分にマスターしたら、次の段階としてご覧ください。

ローラーホッケー
http://www.geocities.co.jp/CollegeLife-Club/2541/abouthockey.html

スピード
http://members.tripod.co.jp/shimuraclub/ts_cafe_index.html